噂の日産ノートe-POWERに興味があったので、せっかくですので大手3社の小型車を乗り比べてみました。
今回比較として試乗したのは、同じ価格帯(180~200万円くらい)のコンパクトハイブリッド車、トヨタ アクアとホンダ フィットです。
小型車を乗り比べた結果
(出典:日産自動車株式会社HP)
私が試乗した感想で言うと以下の順位でした。
1位:日産 ノートe-POWER
2位:ホンダ フィット
3位:トヨタ アクア
トヨタ アクア
(出典:トヨタ自動車株式会社HP)
この3台の中では一番退屈で、個人的にはアクセル踏んでからの反応がちょっと物足りないと思いました。たまたまかもしれませんが、発進はいいのですがその後すぐにエンジンがかかることが多く、エンジン音がうるさいのと、エンジン始動時の振動も大きく、内装が安っぽいのがマイナスポイントです。
でも、カタログ燃費はこの3台の中で一番ですし、燃費重視だとやっぱりアクアが選ばれるってことですかね。あと、世界で一・二を争う販売のトヨタというブランドの強みもありますしね。
ホンダ フィット
(出典:本田技研工業株式会社HP)
内装はアクアと比べると格段にGOODです。今回は乗り味メインで評価したいとこですが、走りも思ってたより良かったです。
ただ気になったのは、ミッションがDCTなので変速時にショックがあることですね。最近はCVTのスムーズな乗り味の車の感覚に慣れてる方が多いと思いますので、ここは大きく評価が分かれる所だと思います。
私の感想としては、もう少し売れてていい車だと思いましたが……そう言えば今のフィットは発売当初にリコール連発してたので、出だしのイメージダウンの影響が大きかったってこともあるのかもしれませんね。
ノートe-POWER
(出典:日産自動車株式会社HP)
先に内装ですが、アクア・フィットと比べるとこれが一番良かったと思います。
スマートルームミラーは、最初違和感を感じましたが、慣れれば気にならなそうでした。機能として必要かは個人的に微妙と思いましたが……
売りの一つであるワンペダルは、アクセルだけでかなりのシーンを走行出来るということですが、確かにかなり面白いです。短時間の試乗ですので、操作に慣れるとこまではいきませんでしたが、アクセルワークだけで狙ったところに停めるなど、従来の車とは違った楽しみ方が出来そうです。
一点気になったのは、アクセル離した時のモータ回生による減速ですが、走行モードでしか変えられないことです。個人の好みがあると思うので、ユーザが何段階かに設定出来るようにしてくれればいいのにっと思いました。
あとはなんと言っても加速の素晴らしさですかね! 昔EV(日産のリーフ)に乗ったことあるので、確かにEVと同じモータ走行ということで、踏んだ時の加速は最高です。
静粛性に関しては、このクラスの車で見ればかなり高いと思いました。しいて言えば、窓を開けてエンジン音を聞いてると、エンジン音とアクセル操作が一致(エンジンは発電用なので)しないことに違和感を感じます。
しかし、全てモータで走る構成からの副産物で、代わりに高い静粛性を得ているわけですから、これをデメリットと言うとちょっと厳しい気がしますので、目をつむって良いとこかと思います。
それより、このe-POWERシステムの弱点は高速燃費だそうですので、トータルの実燃費はわかりませんが、高速燃費は他車より悪いと思ってた方が良いようです。
乗り比べて思ったのは、ハイブリッド車といってもこのノートe-POWERは他車とは別次元の車だと思います。一つ言えば、この3台の中では間違いなく運転が楽しめる車です!
まとめ
この3台の売れ筋グレードの価格(税込み)と燃費です。
日産 ノートe-POWER X
195万9120円 34.0km/L
トヨタ アクアS
188万7055円 37.0km/L
ホンダ フィットLパッケージ
195万9000円 33.6km/L
価格と燃費のバランスなどもあると思いますが、試乗した感想で言うとノートe-POWERがダントツで一番でした。個人的には「やるじゃん日産」(矢沢永吉あのCMにかけるのは古いですかね)って感じの車でした!
もし小型車を検討してるなら、ノートe-POWERは必ず”試乗”してみるべき車だと思います!
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